ピエール中野(凛として時雨)

数曲ドラムで参加したのですが、「死神」はZiNG で参加させてもらいました。ZiNGは9mm滝くん、マイファスNobくん、ANCHOR、ピエール中野の4人で組んだサウンドクリエイターユニットで、大森さんとはいろいろな縁が重なり、繋がって、この楽曲に辿り着いたんです。一人一人の出会いやエピソードなんかを書き出して行こうと思ったら、全然止まらなくなりそうなのと、大森さんは出会いや縁を本当に大切にする人なんだなぁって、あらためて思ったり。アルバムごとに全然違ったサウンド、世界観を自由奔放に美しく提示してくるので、その圧倒的速度と情報量に誰も追いつけなくなるんじゃないか?と心配になるのですが、自分の生活と重なる言葉やメロディーがどこまでも心地よくて、何度も聴きたくなるんですよね。あー!こういうことか!って思ったときには新作リリースが発表されたり、本出したり、グッズ出したり、ゲリラカラオケしたり、コラムも読まなきゃってなったり、表現と行動の速度がやっぱりはえーよ!ってなるんですよ。完全に生き急いでる超歌手。そんな超歌手の最新作を聴きながら音いいなー!とか、やっぱり自分のドラム最高だな!ってなったり、歌詞とかメロディーとか驚きの連続だったり、そんな感じで聴き進めていたら、初出しのときにあまり反応ないって大森さんが嘆いていた「東京と今日」で思わず泣いてしまったんですよ。楽曲の纏う空気が染み渡るように伝わってきて。自分も発表されたときは良い曲だし、凄い曲だとは思っていたけど、泣くまでは至らなかったので、これもやっと自分が大森靖子に追いつけたって思えたのと、その速度には意味があって、自分にとって心地よいんだなと実感しました。大森さんは一人一人に向き合っていると良く言ってるけど、こちらもしっかり向き合えば向き合うだけ返ってくるんですよね。ラス前の「わたしみ」のサウンドと歌が本当に大好きだし、まだ誰にも話せてない渡せてないエピソードが本当に感動的でわたしみ。